かつてビールが苦手だった私が、クラフトビールの魅力について語るコラム

クラフトビールの炭酸はきつくない?

vol.09 2017年3月17日

ビール屋の嫁である私はもともとビールが苦手で、原因は主にこの4つでした。

 

・苦いから

・炭酸が苦手だから

・ジョッキの量が多いから

・腹痛が起こるから(体質?)

 

これまでのコラムでは苦味が少なく飲みやすいビールがあることをご紹介しました。

今日はクラフトビールの炭酸についてをお話します。

 

結論から言うと、

クラフトビールを飲んで

炭酸がきつい〜

 口の中が痛い〜

 炭酸でお腹が膨れる〜

と思ったことはありません。

クラフトビールの炭酸は泡は小さく刺激は少なめのものが多い、というとが私の所感です。

 

それにはワケがありました。

今日はいつもよりちょっとだけ説明が多いですが、難しくないのでついてきてください!(笑)

 

 

 

 

ビールの炭酸は、造られる過程(発酵)で自然に生まれます。ただし、とても弱い炭酸です。

 

では、クラフトビールに出会う前のかつての私は何故、ビールの炭酸が苦手だったのでしょうか?

 

実は大手ビール会社が造っているビールには、自然由来の炭酸に加えて炭酸が人工的に足されています。いつでも安定したシュワシュワ感を実現するためですね!

(製品にする前に炭酸を添加しているので、缶を開けるとき、瓶の栓を抜く時、シュワシュワっとしていますね!)

 

 

話を戻しましてクラフトビールはどうでしょうか。

 

簡略化していうと、クラフトビールでは以下のいずれかの方法で炭酸量を調整しています。

 

①各醸造所でCO2を添加し、理想的な炭酸具合にする。

②自然な発酵由来の炭酸のままを楽しむ。

③ビールを購入した飲食店が、炭酸具合を確かめ、ベストだと思う状態に調整する。

 

後藤醸造では③の方法を取り入れています。つまり、炭酸具合を確かめてから若干の調整をしています。

 

「自然な炭酸のまま楽しむのも良し」なのですが、発酵由来の自然な炭酸は微量な場合もあるので、後藤醸造では醸造士の方の考えを尊重しつつ《多くのビールは適度に炭酸を加えた方が美味しい》という考えで調整をしています。

 

ちなみに①に関しては、CO2を添加する醸造所、しない醸造所、ビールによって添加の有無を決める醸造所、様々です。

 

これ見たことありますか?これが炭酸ガスです。ベストだと思う炭酸具合に調整するために用います。

 

 

また、炭酸を最終的に加えたとしても一般的なビールよりは炭酸は優しく細やかだと思います。

 

 

以上が私がクラフトビールを飲んで「炭酸がきつい〜口の中が痛い〜炭酸でお腹が膨れる〜」と思ったことがなかった理由でした!

 

・・・皆様付いて来れましたでしょうか?きちんと伝えられたか不安でございます!(笑) ご感想頂けますととっっっても嬉しいです! (о´∀`о)

 

 

さて、私のビール苦手の原因は冒頭に述べたように4つありました。次回のコラムでは残りの2つ

 

・ジョッキの量が多い

・腹痛が起こる

 

について私の超個人的見解(笑)を述べて、話を結びたいと思います。ゆるくお付き合いくださいませ♪

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